2017年4月29日

GRAHCO (Grammarian and Ah-Counter)の役割

GRAHCO (Grammarian and Ah-Counter)は、トーストマスターズクラブの例会(Regular Meeting)のロールの一つで、以下の3つの役割があります。
  1. スピーチの中で見受けられた文法上の誤りと素晴らしい表現を指摘
  2. スピーチ中に言葉が詰まったときに発しがちなAh/Uh(いわゆるアー、ウー) などの無駄なfiller words(つなぎ言葉)の回数をカウントし、無駄なつなぎ言葉を使わないように意識付ける
  3. 単語量の増加を目的とし、Word of the Day(今日の言葉)とその説明文(英文)を準備
GRAHCOには、Competent Leadershipマニュアルの以下のプロジェクトで課題が与えられます。
  • Project 1. Listening
  • Project 2. Critical Thinking
  • Project 3. Giving Feedback
  • Project 4. Time Management
GRAHCOにアサインされたら、Competent Leadershipマニュアルのプロジェクトのページを読み込んで、例会に臨みましょう。

例会までの準備

木曜日

例会の週の木曜日までに、easy-SpeakにWord of the Dayを入力します。 Word of the Dayの説明文については、木曜日までならeasy-Speakに入力してもかまいません。または、別紙を用意して当日持参します。

このWord of the Day選びは、経験あるトーストマスターでも、ちょっと難しいところがあります。
Word of the Dayは、トーストマスターの語彙を増やすことが目的です。誰でも知っているような言葉では物足りませんが、かと言ってあまり難解な言葉では例会中にアドリブで使うことができません。
Word of the Dayは、易しすぎず、難しすぎず、最近のWord of the Dayと被らない単語が望ましいでしょう。

アドリブでも使いやすいWord of the Dayにするには、複数の品詞(特に形容詞と副詞)に展開できる単語を選ぶことです。例えば、adoreという動詞を出されても、アドリブではなかなか使いづらいですが、adorableという形容詞なら使えるチャンスが増えます。

土曜日

Word of the Dayの説明文をeasy-Speakに入力していない場合は、別紙を用意して、当日持参します。

例会当日 

Competent Leadershipマニュアルをメンターまたは他のメンバーに渡して、評価を依頼します。
会の冒頭のロール説明で、当日の参加者全員に、Word of the Dayを使うように呼びかけましょう。
 
GRAHCOは上記1,2,3について、Evaluation Sessionで結果を報告します。

参考

みなとみらいトーストマスターズクラブ公式サイトで、 GRAHCOのサンプルスクリプトをダウンロードいただけます。
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2017年4月22日

Toastmaster Of The Day (TMOD)の役割と準備

トーストマスターズクラブでは、レギュラーミーティング(例会)の司会役を、”Toastmaster Of The Day (TMOD) ”と呼びます。

TMODは、例会の司会、進行を行う役割でスムーズに進めるために、事前に各ロール担当者と連絡を取り、 アジェンダを作成します。
 
TMODには、Competent Leadershipマニュアルの以下のプロジェクトで課題が与えられます。
  • Project 4. Time Management
  • Project 5. Planning and Implementation
  • Project 7. Facilitation
  • Project 8. Motivation
例会の2週間前にVice President Education(VPE)からTMODにアサインされたら、該当するプロジェクトを読みましょう。初めてTMODにアサインされたら、メンターにもアドバイスを求めましょう。

当日までの準備

例会の2週間前

例会の1週間前

  • easy-SpeakでMeeting Themeを入力します。
  • easy-Speakで未確認ロールや未入力情報(TBA)があれば、Meeting Themeのお知らせとともにロール確認や情報の入力を促しましょう。

火曜日

  • Prepared Speaker(準備スピーカー)は、例会の週の火曜日中に下記のスピーチ情報をeasy-Speakに入力することになっています。
    • Title(スピーチのタイトル)
      • TBAは未発表(to be announced)・未入力の状態
    • Manual/Path(スピーチの教材のタイトル)
    • Project(スピーチの課題)
  • TMODは、easy-Speakに上記の情報が入力されているかを確認して、漏れがあれば準備スピーカーに催促します。

木曜日

土曜日(例会当日)

  • 当日出席者(出席予定メンバー+ゲスト)分のアジェンダを印刷し、当日持参します。
  • Competent Leadershipマニュアルをメンターまたは他のメンバーに渡して、評価を依頼します。

参考

みなとみらいトーストマスターズクラブ公式サイトで、 easy-Speak Manual for TMOD(日本語版)TMOD Script Template(例文テンプレート)をダウンロードいただけます。この例文は、テンプレートです。そのままではなく、自分なりに手を加えてお使いください。
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2017年4月15日

準備スピーチ(Prepared Speech)発表者の準備と練習

みなとみらいトーストマスターズクラブで初めてスピーチする方のために、準備スピーチ(Prepared Speech)発表者(Speaker)の準備・練習の手順を紹介します。

Project(課題)の時間を確保しましょう。平日の時間が確保しづらい現役ビジネスパーソンの方には、週末に確実に時間を確保することをお薦めします。

Prepared SpeechはProjectごとに持ち時間を決めています。原稿を覚えてスピーチするときは、90語/分、オーディエンスへの質問、ホワイトボードやプロジェクタを交えるときを80語/分を目安に原稿を起こしてみましょう。

事前準備:

  1. マニュアルを読む(プロジェクト、タイムを確認)
  2. スピーチの週の火曜日までにeasy-Speakで「プロジェクトNo.」を選択し、「スピーチタイトル」を入力
    easy-SpeakでプロジェクトNo.を選ぶと、スピーチの目的と時間が自動的に入力されます。以前はTMOD(司会者)にプロジェクトNo.とスピーチタイトルをメールで伝えていましたが、easy-Speakへの入力で代用してかまいません。)
  3. 原稿を作成し、EvaluatorMentorに送信(メンターへの送付は入会から6ヶ月間)

スピーチ練習:


1.壇上に立ったら・・・

まず、壇上に立って、TMODと握手をしたら、

Thank you, Toastmaster Of the Day.
と一言言ってから、スピーチをはじめます。 壇上で姿勢をよくポーズして語りかけると、Audienceも注目します。堂々としている姿は見栄えも良いですので試してみてください。

2.挨拶

Good afternoon, fellow members and most welcome guests.
という挨拶。この挨拶は、スピーチ前のキマリ文句です。なお、このwelcomeは「歓迎すべき」という形容詞ですが、
Welcome to guests!
と言ってしまう人を見かけます。これだと「ゲストへ ようこそ!」という意味不明な呼びかけになってしまいます。

3.スピーチが終わったら・・・

スピーチの終わりにもキマリ文句があります。
Toastmaster of the day
という言葉で締めて、TMODと握手します。↑の言葉で、タイマーは時間を止めます。なお、スピーチの後に
Thank you.
と言う人を見かけます。Toastmasters Clubの場合、聴衆に対して『聞いてくれてありがとう』 というスタンスではなく、『私のスピーチを評論してもらう』 というスタンスで臨みます。そのため、Thank Youではなく、Toastmaster of the dayと言うことで、TMODの進行に対して敬意を伝えます。

Evaluationの依頼

印刷媒体のマニュアルを使う場合は、自分がスピーチを行う当日、自分のEvaluatorにこのマニュアルを渡し、Evaluationを記載してもらいます。
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2017年4月8日

Joke/Tips Masterの役割と準備

Joke/Tips Masterは、会の冒頭で場を和ます笑い話(Joke)またはコミュニケーションに役立つ話題(Tips for Communication)を提供します。







Joke/Tips Sessionの準備

持ち時間は、通常5分です。New Member Induction CeremonyなどBusiness Sessionの話題が多いときは、持ち時間が3分に短縮されることがあります。VPEから発表されるPreliminary Agendaで持ち時間を確認しましょう。
Jokeを選ぶか、Tipsを選ぶかは、Joke/Tips Masterに任されています。ただし、JokeでもTips for Communicationでもない雑談にならないように気をつけましょう。

Tips for Communicationの事例

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2017年4月1日

英語スピーチ論評(Evaluation)の例文(Sample Script)

英語スピーチの論評(Evaluation)は、1.良かった点、2.改善点、3.全体的な印象(良かった点)のサンドウィッチ構成にするのが基本です。

Good afternoon, fellow Toastmasters (and welcome guests),

It’s a pleasure to evaluate Toastmaster ____________‘s talk about ____________. ←スピーチのタイトルまたはテーマとともに簡単な感想

I’ll remember the opening because ____________. ←オープニングを褒める場合の例、because以降は理由や具体的な褒めどころ

I liked the conclusion because he/she ended strongly by ____________. ←エンディングを褒める場合の例、because以降は理由や具体的な褒めどころ

I have two/three recommendations about his/her speech. The first one is about gestures. Gestures could have been improved in his/her speech. By removing his/her hands from the lectern, he/she could more easily make natural gestures. ←ジェスチャーについて改善を提案する場合の例

Even without these in his/her speech today, ___________. ←最後に全体的な印象(良かった点)を総括

General Evaluator ←締めの言葉(トーストマスターズクラブではスピーチ時間を計るために締めの言葉が決まっています。)

表現上の注意

改善提案の良し悪しは、Speakerに「その提案を受け入れてみたい」と思ってもらえるかどうかで決まります。下記のように、具体性のない指摘や批判的な表現は避けましょう。
  • Gestures were poor. ←poorという否定的な言葉で批判的かつ失礼な感じ
  • Gestures were limited in his/her speech. ←批判的な感じはしないが、具体的な提案がほしい
  • Gestures were limited in his/her speech because the speaker gripped the lectern. ←指摘は具体的だが、この後に提案がほしい
英語スピーチでは、I-message(アイ・メッセージ)、つまり自分がどう考え、自分ならどうするかを伝えることが重要です。
  • Do not stand still. You should gesture more.  ←上から目線
  • Generally, it is said that non-verbal expressions like gestures are effective. ←一般論
上記のような表現は、I-messageではありません。下記のように、自分ならこうするという表現の工夫が必要です。
  • For example, if you had gestured like this, I could easily visualize it.
  • If it was me, I would gesture like this so the audience could easily visualize it.
  • If I were you, I would gesture like this so the audience could easily visualize it.

参考

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