2017年7月1日

Veryの代わりのよりよい表現のヒント

英語ネイティブのメンバーから、
日本人は強調するときにいつも "very" を使いますが、それでは正しく想いが伝わりません。例えば、"very good" より "great" か "excellent" と言うほうが想いが伝わります。"very" を使わない表現を試してみましょう。
という助言がありました。ここでは、veryの代わりのもっと伝わる表現のヒントを紹介します。

1.Veryの意味を含む形容詞を使う

例えば、
  • Very good→Great, Excellent
  • Very bad→Awful
のようにveryの意味を含む形容詞を使ってみましょう。veryの意味を含む形容詞を探すには、Googleで[instead of very]または[veryの代わり]で検索してみましょう。

2. Veryの意味を含む形容詞がないとき

トーストマスターズクラブの例会では特にEvaluationで、veryの連発をよく聞きます。例えば、
  • His suggestion was very useful.
  • Her gestures were very effective.
  • Your speech was very valuable.
など。確かにvery usefulやvery effectiveの代わりになる形容詞はありません。しかし、veryで強調したからと言って、どのようにusefulなのか、なぜeffectiveなのかを言わなければ、話者の真意が聴衆に伝わりません。
  • His suggestion was useful for delivery practice.
  • Her gestures were effective to convey the message.
  • Your speech was valuable because it was in accord with our interest.
  • Her gestures were effective because the audience could visualize the scenes in the episodes.
これらの工夫で、Veryよりも聞き手に伝わる表現ができます。

3. Veryよりも適した副詞を使う

It's still very hard for me to avoid using "very".(それでも私にはveryを使わないなんてとても大変)という人には、veryを別の副詞に変えてみてはいかがでしょうか。
  • It's so hard for me to avoid using "very".
  • It's really hard for me to avoid using "very".
  • It's super hard for me to avoid using "very".
  • It's pretty hard for me to avoid using "very".
  • It's quite hard for me to avoid using "very".
など、veryを別の副詞に変えるだけでも、ずいぶんとニュアンスに変化がつきます。本当に強調したいときには、extremelyぐらいの極端な副詞を選ぶほうが想いが伝わります。
  • It's extremely hard for me to avoid using "very".
Thesaurus.comでextremelyの類義語をチェックしてみると、強調表現の語彙を増やすのに役立ちます。

No "Very" Marathon

トーストマスターズクラブの例会で、Veryを使わない表現に挑戦してみましょう。No "Very" Marathonは、全発表者がVeryを全く使わずにAward Presentation (表彰式)を迎えることができたら、ゴールです。Table TopicsEvaluationでは、ついveryが出てしまうかもしれません。Prepared Speechはveryを使わないように準備しましょう。
Share: