2023年3月12日

Spring is here みなとみらい第381回英語スピーチ例会

遠くで汽笛を聞きながら












春うららかな一日、みなとみらいトーストマスターズクラブは海のすぐそば、波止場会館で第381回英語スピーチ例会を行いました。

















ベテランのImさんが選んだテーマはSpring is here。The year's at the springで始まる詩の一節の紹介に始まりました。12年前の忘れ難い震災にも触れ、いまこうして学びの場に集まれることに感謝しつつ、タイマーや集計係、文法担当を紹介していきます。本日の言葉は「conciliate」、人をなだめる、手なずける、敵意等を和らげる、という意味があります。例会中にこの言葉をできるだけ使って、語彙を増やすことにチャレンジです。



















Joke and Tipsセッション、人前で使えるジョークや知見を共有するスピーチです。Osさんは「この役割に指名されていることを忘れていました」で聴衆の笑いを誘いながら、自身の物忘れに対する奮闘記を語ってくれました。
































続いてTable Topics Session、即興スピーチ力を高めるパートです。担当司会者のMzさんは春にちなんだショートストーリーを語りつつ、絶妙な質問を投げかけていきます。4名のスピーカーが突然の指名に負けずに、その場で考えたことを英語で聴衆に語りかけていました。




カカオを食べたらピラティスでバランス維持、暖かなフィードバックで応援するぞ

例会のメインイベントは準備スピーチ。本日のスピーカーはカカオ星人さん、三秒の魔術師さん、36万分の1さん、応援団長さんです。

















カカオ星人さんは寝ても覚めてもチョコレートな暮らしにどハマりし、そこから抜け出すのが苦しいのなんのって話をスピーチしてくれました。彼女が取り組むプロジェクトは、聴衆に届ける声を多彩にし、ジェスチャーを使いこなすというもので、身振り手振りでチョコレートの恐ろしさを訴えていました。あれ、そういえば彼女は前回の例会のテーマを「チョコレートメモリーズ」に設定した方ではありませんか。まさかその陰にチョコレート地獄とも言えるドラマがあったとは、あの時は想像できませんでした。お茶菓子にチョコレートを差し入れしてごめんなさいm(_ _)m




















三秒の魔術師さんは「チョコレート地獄を抜けたあとはこれでリフレッシュ」と、ピラティスの魅力について語ってくれました。深く呼吸をしながら身体をゆっくり動かすことで、インナーマッスルを鍛えるやり方を、実演付きで解説。こうすることでストレートネックを解消するなど、姿勢を改善し、身体を痛めるリスクが減っていくそうです。昨夜コーラを飲みすぎた私は、ピラティスで脂肪を燃焼できないものかと思いながら聞いておりました。



















36万分の1さんはスピーチの最初で聴衆にとある数字を提示し「これは何の数字でしょうか?」と聴衆に問いかけます。それは世界のトーストマスターズの会員数でした。彼女がトーストマスターズでスピーチの練習に参加し始めた時、会員たちからもらうフィードバックの温かなコメントに勇気づけられ、救われたといいます。特定の先生を持たない組織で、会員同士でフィードバックを送り、学び合うことで、少しずつ人前で話す力や、コミュニケーションする力を養っていくのです。



















応援団長さんは、先日行われたクラブ内のコンテストについてスピーチをしてくれました。今年のコンテストには9人が挑戦し、その他のメンバーも司会者や審査員、インタビューアー、計測係など、そして聴衆は暖かな拍手とフィードバックを提供する役割を果たし、クラブ全員が力を持ち寄って成功させたイベントです。その一人ひとりに対して、彼女は「私はこんなふうに感じていた、情熱を受け取った」と、スピーチの中でメッセージを伝えます。改めて良いコンテストを実施できたことを、「じわん」と感動を噛み締めながらスピーチを聞いていました。

































スピーチのあとは論評セッション。4名の論評者がそれぞれのスピーチへのフィードバックを行い、その後文法チェック担当が本日の言葉や言葉の使い方への評価、そして総合論評者が例会全体を通して良かったこと、改善できることを論評します。












本日のベストテーブルトピックスピーカーはFrさん、ベスト論評者はFwさん、ベストスピーカーはMyさんでした。おめでとうございます。



















ゲストさん、みなとみらいトーストマスターズクラブの例会に遊びにきてください!


最近仕事や、トーストマスターズのコンテスト(二回戦等)で多忙な生活を送っているみなとみらいの会長(President)曰く、「忘れちゃうんです」。私も「物忘れ」には常に悩まされています。昨日も忘れていた仕事を思い出して焦りました。物忘れにはよくない側面もありますが、良い一面もあるかもしれません。学んだことを積極的に手放していく「アンラーニング」という考え方があるそうです。環境の変化が大きい時代において、10年前、20年前、30年前に得た知識に固執せず、常に学び続ける姿勢を持つことの方が大事という考えにも一理あります。「物忘れ」対策にせよ、「アンラーニング」にせよ、学び続けることが大事なんでしょう。

横浜市のみなとみらい、関内、桜木町周辺で活動しているみなとみらいトーストマスターズクラブは英語スピーチを楽しく練習し、話し方、プレゼンテーション、リーダーシップを学ぶことができる場です。毎月第二、第四土曜日の14:00〜16:00に例会を行っています。幅広い年齢層、英語レベルのメンバーと一緒に楽しく学ぶ場を覗いてみませんか?
私たちはいつでもゲスト様をお待ちしております。
少し勇気を出して、問い合わせフォームから連絡をいただければ幸いです。

次回の会場は例会の1週間前を目処にブログにてお知らせいたします。
コロナ禍はZoomを併用して例会を行っていますので、Zoom参加も可能です。

ご参加の前に例会の流れを知りたい方は「活動内容(例会の進行・流れ)」をご覧ください。また例会における役割(ロール)は「トーストマスターズクラブのロールについて」でご覧いただけます。

皆様とお会いできるのを楽しみにしています!


今日の独り言

最近「キャリア自律」をテーマにした動画講義を学びました。その中で「自身のキャリアに影響する出来事、出会いは、会社員のような固く結束した組織より、緩やかな関係性から持たされることが多い」との話がありました。自分自身のキャリアを振り返ってみると、ビジネスや語学の学習、教育の探究会で知り合う仲間から学び、考え方や行動を見直ししていることが多いことに気がつきます。トーストマスターズ活動もその一つ。年齢も職業もばらばらのメンバーが集まり、みんなでパブリックスピーチを学びながら、語学やスピーチ以外にも、組織や人への働きかけ、楽しさの訴求、会計やZoomのことなど、様々なことを学んでいます。緩やかな関係性、いいものです。























例会後の一コマ





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