2023年6月11日

The 16th anniversary みなとみらい第387回英語スピーチ例会

Graceful goose-bumps 優美な鳥肌



















Graceful(優雅な、上品な、優美な)とGoose-Bumps(鳥肌)、変な単語の組み合わせです。こんばんは、Masaです。でもね、この例会はそう表現したくなる内容だったんです。

みなとみらいトーストマスターズクラブは16周年を迎えました。今回はその記念パーティー例会として、3人の準備スピーチと論評に加えて特別ゲストを招き、スピーチと質疑応答のワークショップを行いました。



















本日の総合司会はOgさん、彼が選んだミーティングテーマはMMTMC 16th Anniversaryです(MMTMC=みなとみらいトーストマスターズクラブの略記)。








TM Walke Rieko Live (*)







例会の順序と異なりますが、サブタイトル「優美な鳥肌」につながったメインイベントを先にご紹介します。特別ゲストはウォーク梨恵子さん(以下Riekoさん)。島津山トーストマスターズクラブで活動されている方です。Riekoさんは英語で行われる国際スピーチコンテストにおいて、2022年度に日本代表に選ばれ、アメリカで行われた世界大会でも勝ち上がってセミファイナリストとなられた方です。ワークショップではRiekoさんにセミファイナルまで勝ち抜いたスピーチをご披露いただき、その後は参加会員やゲストさんからの質疑応答セッションを行いました。

スピーチタイトルは「Colors」。舞台はRiekoさんがアメリカから日本に住まいを移したときのことです。子どもたちが通う保育園で「伝統」と表現される「慣例」に直面し、没個性の世界にに溺れそうになります。そこに救いの手を差し伸べたのは子どもたち。彼らが大好きなスーパー戦隊は、赤、青、黄、桃、黒、それぞれが自分の持ち味を活かして戦います。彼女は自分の色を出していこうと勇気を絞って保育園のバザーイベントのリーダーを引き受け、周りの保護者から意見を引き出しながら、これまでと違うバザーを作り上げました。私はこのスピーチから「あなたが自分の色で輝き始めることで、まわりもそれぞれの色で輝き始める、がんばれ!」のメッセージを受け取りました。

スピーチのあとは質疑応答セッション。参加者は積極的に手を挙げて質問し、Riekoさんは一つひとつに向き合い、時に少し困った表情を見せながら、丁寧に回答してくださいました。パブリックスピーキングを学ぶ私たちが最も関心を寄せた質問は、「Riekoさんは世界大会で数百人の聴衆を前に、緊張する気持ちとどうやって向き合ったのか?」というもの。彼女の回答は大きく2つ。一つ目は色々な人と会話し、動き回って、新鮮な空気を取り込んで血の巡りをよくすること、二つ目はひたすらに事前に練習を繰り返すことでした。Riekoさんの英語は流暢で、話す言葉もその場で思いついたかのように自然です。しかしその影にたくさんの練習があったとは、改めて練習の大事さを教えていただきました。Riecoさんの回答を聞いて、とあるベテラン会員が「鳥肌がたった(=そのくらい感動した)」と表現したことから、今回のブログのサブタイトルを思いつきました。

みなとみらいトーストマスターズクラブの例会に足を運んでくださったウォーク梨恵子さん、そして所属元の島津山トーストマスターズクラブの皆様に厚く御礼を申し上げます。


*TM
トーストマスターズ会員を表す略記です。
例えば私はTM Masaのようと記載され、「トーストマスター Masa」と呼ばれます。敬称「さん」のような役割をします。






置かれた場所で美味しくご飯を食べて時差を克服します

続いてのレポートは準備スピーチです。本日のスピーカーは眼光きらりさん、午前3時さん、ヒノキオイルさんの3名です。















眼光きらりさんは神奈川の新人コンテストで優勝されたときのスピーチを披露してくれました。コンテストはコロナ禍で完全オンラインで行われたため、聴衆を前に披露するのは初めて。カメラとは異なるアイコンタクト、時代の流れを身体をくるりと回して表現するなど、随所に工夫されています。彼女が学生時代に悩んで決めたキャリアは専攻とは違う道でした。しかし16年の時を経て、後輩の悩みに触れることをきっかけに、学んだことが花を咲かせ、今歩んでいる道も明るく照らしてくれる、というストーリーです。ありのままの自分を認め、生きていく大切さを教えてくれる話でした。
















午前3時さんは仕事がひと段落して、やっと時間が作れるようになったのに、新型コロナの流行で海外旅行になかなか行けませんでした。しかし世界的流行の収束を受け、やっと海外旅行へ羽ばたきます。ところが久しぶりに直面したことが。それは時差ぼけです。彼は科学者らしく、この時差ぼけに対応する術を語ります。ポイントは4つ。外に出て陽の光を浴びること、アイマスクや耳栓を使ってゆっくり寝ること、現地時間に合わせて食事をとること、そして必要に応じて睡眠薬を用いること。そういえば先日メールをいただいた時、その発信時刻は彼の時差ぼけの深刻さを物語っていました。






















ヒノキオイルさんはプレゼン資料を用いたスピーチプロジェクトに挑戦しました。選んだテーマは趣味のハイキング。スピーチで挙げられる山々の名前を聞くと、なかなか本格的な登山をされているようです。彼女にとってハイキングの醍醐味は、美味しい食事と温泉、美しい自然との触れ合い、そして山登り仲間とのチーム作り。火山の噴火や落石など、時に厳しい一面を見せる山々ですが、スクリーンに映し出される景色の美しさや、へとへとに疲れた後に飲む暖かなコーヒーと食事の美味しそうな写真に、私もハイキングへ行きたくなりました。























スピーチのあとは論評セッション。3名のスピーチに対して、3名の論評者が感じたことをフィードバックしていきます。論評はおよそ3分間の即興スピーチ、よかったところ、もし改善するならここと思うということを、手短かに明確に伝えていきます。本日はこの後にワークショップを挟み、最後に総合論評者のAdさんが登壇して、論評者やその他ロールテイカーに対して率直なフィードバックを伝えて例会を締めくくります。












本日のベスト論評者はSjさん、ベストスピーカーはKwさんです。おめでとうございます。













例会を支えたロールテイカーの皆様です。













参加者も一言ずつ、例会の感想等を英語でコメントしました。






ゲストさん、みなとみらいトーストマスターズクラブの例会に遊びにきてください!










みなとみらいの現会長(President)のお茶目が加速中です。先日腰を痛めたと聞いていたら今度は足首も痛めたらしく、記念例会はご自宅からのWeb参加。転んでもタダで起きない会長は、Riekoさんのスピーチを受けていつのまにかZoom背景をスーパー戦隊に変更していました。誰も気がつかなかったらどうするつもりだったのでしょう:)

横浜市のみなとみらい、関内、桜木町周辺で活動しているみなとみらいトーストマスターズクラブは英語スピーチを楽しく練習し、話し方、プレゼンテーション、リーダーシップを学ぶことができる場です。毎月第二、第四土曜日の14:00〜16:00に例会を行っています。幅広い年齢層、英語レベルのメンバーと一緒に楽しく学ぶ場を覗いてみませんか?
私たちはいつでもゲスト様をお待ちしております。
ぜひ問い合わせフォームから連絡をいただければ幸いです。

次回の会場は例会の1週間前を目処にブログにてお知らせいたします。

ご参加の前に例会の流れを知りたい方は「活動内容(例会の進行・流れ)」をご覧ください。また例会における役割(ロール)は「トーストマスターズクラブのロールについて」でご覧いただけます。

皆様とお会いできるのを楽しみにしています!




今日の独り言

みなとみらいトーストマスターズクラブの例会を一言で表現するならば、私は「authentic(本物の、正規の、忠実な)」を選びます。パブリックスピーキングとリーダーシップを鍛える基軸に準備スピーチに重きを置き、今回の記念例会においても準備スピーチは削らずに残す、ストイックですのう...

このいつもの例会を実施していくことは、とても大変なことです。例会を実施するための場所取りに始まり、例会のアジェンダ作り、スピーカーや論評者等10以上の役割のアサインと調整があります。また会を続けていくために会員を集め、欠席が多いメンバーに状況を聞き、会員から預かる会費を透明性高く利用します。例会やオフィサー会議の記録をとり、外部にも発信していきます。何よりも大事なことはみんなで楽しく学び続けることです。こうやって一回ずつ例会が作られていきます。

当たり前と言われることを当たり前にやることは大変なことです。それでもこの例会を通して、参加者のスピーチ力や、リーダーシップが高まるのを目にすると、よかったよかったと思います。







































例会後の記念パーティーの様子です。みんないい表情です😃。








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