2022年8月28日

Bittersweet みなとみらい第368回英語スピーチ例会

 Bittersweet Memories in Summer

照りつける真夏の太陽、きらめく水飛沫、眩しい光を背中に浴びて、あの人は優しい瞳で水面を見ていた。私はその夏、プールへ通い続けた。毎日、毎日、彼に会うために。そして私は徐々に小麦色へ染まっていった。やがて涼やかな秋風が夏のプールの終わりを告げ、私の恋は静かに幕を閉じた。





ぐずっ、ちーん。Masaです。びだだま、おげんぎでずが?

夏もまもなく終わる頃、みなとみらいトーストマスターズクラブは第368回例会をオンサイト、オンラインのハイブリッドで開催しました。
本日のテーマはBittersweet Memories in Summer、例会は総合司会(TMoD)のKwさんの切ない恋バナで幕を開けました。







即興スピーチ(Table topics)では、司会のSbさんから繰り出される質問に対し、4人の即興スピーカーがほろ苦い思い出を語ってくれました。夏の日差しが照りつけるロンドンかぁ、行ってみたいなー。本日はなんとゲストさんも即興スピーチにチャレンジいただきました。ありがとうございます。


押入れから思い描く世界と、ほろ苦い世界と

3名が素晴らしい英語スピーチを披露してくれました。本日のスピーカーはおしいれ城主さん、愛が止まらないさん、野生の風さんです。

おしいれ城主さんは、みなとみらいがまだ海の中だった頃に生まれました。末っ子ならでは、あてがわれた部屋は押入れでした。襖を閉めると真っ暗な空間です。しかし彼女は猫型ロボットの22世紀の世界を夢見て、押入れの中で想像の翼を広げていきます。みなさんも押入れやクローゼットの中にこもった経験はありませんか?


愛が止まらないさん。彼がニューヨークでトーストマスターズ活動を始めた頃、例会に参加する時間を取ることだけで十分と思っていたそうです。しかしスピーチコンテストへの挑戦や、クラブ役員の経験を通して、この活動の醍醐味は例会だけでないと感じるようになったと、力強く語ってくれました。




野生の風さんは、幼い頃に住んでいた街で動物たちと生きてきた思い出を語ってくれました。家族で大切に育てたさつまいも、収穫の時期を迎え、楽しみに掘り起こしてみると、あれ、ない?お芋が出てこない。思いあたるのは近くでみかけたハクビシン、まさかうちのさつまいもを食べて大きくなっていたとは。
友だちと遊んだ後の帰り道、ふと目線を上げると猿と目があった。野生の猿とは目を合わせるなと言われていたのに!目を離したら襲われる!「私はお前より強い」と自分に言い聞かせながら睨み合うこと数分間、彼女はこの睨み合いに勝利しました。






トーストマスターズクラブの良いところは、スピーチや例会に論評というフィードバックを受けられることです。約7分間のスピーチに対して、およそ3分間の論評を受けられます。スピーカーは自分の行ったスピーチがどのように相手に届いたのかを確認し、聴衆はスピーチを聞く時の
切り口やフィードバックの仕方を学びます。こうして楽しい例会の2時間はあっという間にすぎていきました。







本日のベストテーブルトピックマスターはOgさん、ベスト論評者はYdさん、ベストスピーカーはKrさんです。おめでとうございます!



ところで今日の例会は、初めにビジネスセッションという、クラブ運営について話し合う時間がありました。初めて聞いた時はえっ?と思うし、私は今も「慣れぬなー」と感じますが、英語の面白い表現を学ぶ機会でもあります。例えば
I move that .... 「・・・(動議)を提案します。」
Second.(またはI second.) 「(動議に)賛同します。」
Aye.「賛成です」、これはアイアイサーの「アイ」です
Nay.「反対です」
といいます。普段の英語学習ではなかなか出会わない表現です。

みなとみらいトーストマスターズクラブの例会に遊びにきてください!

私の心の英語教師、会長(President)曰く、英語を学ぶには3つのアプローチが必要とのこと。一つ目は語彙力の増強、二つ目は会話力の強化、そして三つ目はプレッシャー下で英語を使って失敗から学ぶこと。トーストマスターズクラブは特に三つ目の学びに有効で、仲間に率直なフィードバックをもらったり、励ましあったり、皆で英語を使ったコミュニケーション技術を磨いています。メンバーはネイティブかと思うくらい英語が上手な方から、スピーチや会話を楽しむ方まで千差万別、こうした仲間がいるからこそ、英語学習を続けられると感じます。

横浜市中区桜木町周辺で活動しているみなとみらいトーストマスターズクラブは英語スピーチを楽しく練習し、話し方、プレゼンテーション、リーダーシップを学ぶことができる場です。毎月第二、第四土曜日の14:00〜16:00に例会を行っています。幅広い年齢層、英語レベルのメンバーと一緒に楽しく学ぶ場を覗いてみませんか?
私たちはいつでもゲスト様をお待ちしております。
ぜひ一歩踏み出して問い合わせフォームから連絡をいただければ幸いです。

次回の会場は例会の1週間前を目処にブログにてお知らせいたします。
新型コロナウィルスの期間中、Zoomを併用して例会を行っています。Zoom参加も可能です。

ご参加の前に例会の流れを知りたい方は「活動内容(例会の進行・流れ)」をご覧ください。また例会における役割(ロール)は「トーストマスターズクラブのロールについて」でご覧いただけます。

皆様とお会いできるのを楽しみにしています!

今日の独り言

今週私は夏休みで信州へ旅行に行ってきました。そこで偶然立ち寄った盆栽屋さんの話が面白かったです。彼女は明治、大正、昭和、平成、そして令和と受け継がれた盆栽師の四代目です。そんな彼女は昨今の針金に頼りがちな盆栽技術に警笛を鳴らしています。「無理に枝や葉を曲げたり折ったりする前に」「しっかりと根を育てることが大切」とのこと。私はこの話を聞いていて、人の教育においても、流行の理論に乗る前に基礎となる根=基本をしっかり育てることが大事と思いました。
なお彼女は日本に43名いる盆栽技能保持者の中で唯一の女性で、BBC(英国)やBusiness insider(米国)の取材も受けたことがある方でした。ご許可をいただきお店のホームページのリンクを貼っておきます。その先にはBBCやBusiness insiderの動画リンクがありますので、英語の勉強がてらBonsai worldを覗いてみてください。

今回の例会のレポートは会員さんと役員仲間の多大なるご協力で作成できました。素晴らしい仲間に囲まれて幸せです。ありがとうございます。

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